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日々の気が付いたことを綴ります。

ドキュメンタリーの魅力と衝撃的なコミックの世界に絶句 すさまじい家族を救う押川氏とは

きみんちょ

ドキュメンタリーが好きなので時々観ます。
現実をそのまま映し出すリアルな映像から多くのことが学べるからです。


TVではザ・ノンフィクション、ドキュメント27時間など。主にYouTubeで観ることも多いのですが、年齢を重ねると旅番組やドキュメンタリーを観る傾向にあるそうです。


自己啓発の一環

福祉系のドキュメンタリー、貧困、災害・・中には酷な人生と同情だけでは言い表せないくらい辛い気持ちになることもあります。
私がドキュメンタリーを観るのは、違う世界を知れること、めげす日々を送るたくましさは尊敬に値します。


昔みのもんたさんの番組で「ドキュメント女ののど自慢」というコーナーがあったこと覚えていますか?
この番組を観て「みんないろいろな人生を送っている」と励まされる人、中には「自分より可哀そうな人がいるのね・・」と優越感を持つ人といろいろな人がいたと思います。


中には本当に過酷な生活をされていて観客は涙を流す場面もありました。


衝撃的なコミック



アマゾンプライムに入会しているので、prime Readingの中の本であれば無料で読めます。


その中に「「子供を殺して下さい」と言う親たち」というドキュメンタリーコミックがありました。
1巻だけ無料でしたが、タイトルが強烈だったので一体どんな話なのか知りたくて読んでみたのすが、これがまた刺激的すぎてずっと引きずっています。


家庭内での闇

家庭内で解決できない引きこもりや暴力・非行を扱う内容で、読み進めるほど「このような家庭が実際にあること」の現実に信じられない気持ちになりました。


YouTubeにも家庭に躓き引きこもってしまった暴力息子を更生施設に連れていくといったものが配信しています。
動画では引きこもっている人を説得して連れていくまでの内容で、親の苦悩、子供の言動は描かれることはほぼありません。


コミックでは親が限界の状態になるまでを丁寧に描いており、追い詰めらすぎると自分の子供を殺して欲しいとさえ思う理由もわかるコミックでした。



原作者・押川さんの実体験

コミックの中で家族を救う押川さんは実際にいる人です。
コミックでは新宿に「トキワ精神保健事務所」をかまえていますが、実際は福岡県にあります。


コミックでは押川さんが担当したいろいろな家族がいます。
ほとんどの人が成人していて、その親は子供よりお金を取る親、子供より世間体を気にする親、子供の人生をコントロールしようとする親というのが共通でした。


退院させたがる病院

少しネタばれをすると、患者(子供)を医療につなぐことが押川さんの仕事です。
中には親身になってくれない精神科医もあり、押川さんが患者に合った医者を探すこともありました。
ただ衝撃を受けた1つとして、親に脅迫めいた手紙を書いているのにもかかわらず病院では問題がないとわかれば退院させようとすることでした。

親は「帰ってきたら何をされるか分からない」と恐怖におびえているのに、医者は大丈夫だと。
それくらい病院はひっ迫しているのでしょうか。

本当にいろいろ考えさせられるコミックです。

最後に

軽い気持ちで読んでみましたが、レビューでも書かれているように本当にこんな家族がいる現実にショックを受けました。

家庭内の闇で苦しんでいる人は近くにいるのかも・・と考えたりして・・。
切ないです。


興味のある方はAmazonkindleでも読めますし、私はめちゃコミで5話まで無料なので1話以外はめちゃコミで読んでいます。
もうすぐ無料で読める期間が終わるので、読み終わったら心をリセットさせないと。それくらい脳裏に刻まれる内容です。


YouTubeにもまとめ動画がありますが、1話は動物虐待シーンもあるので刺激に弱い方は注意してお読みください。


「子供を殺してください」という親たち(新潮文庫)
「子供を殺してください」という親たち(新潮文庫)
新潮社
Digital Ebook Purchas

小説版もあります。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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