母の悲しみ:嫁・姑は家庭の数だけいろいろある
父の退院の次の日からとたん肩が軽くなりました。
昨日までずっと肩にこなきじじいがぶら下がっているようなあの感覚・・ストレスの重い日々だったことを実感しています。
憤る母
母は社交的で明るいので滅多に愚痴や悪口は言いません。
しかし、母にとってどうしてもモヤモヤの治まらないことがあるようで・・
舅・姑を看取った母
母は舅、姑の介護の経験もあり実家の敷地内に離れを建て祖母が晩年になってから毎晩食事を提供していました。
父には妹が2人いて、1人は遠方で姑と同居し1人は同市にいます。
時々、「同市に住む義理の妹は何もしない・・」とこぼすこともありましたが、どうにかこうにか看取りまで行った母でした。
母がご立腹
旧家族は父・母・A・Oとぼかしてお話しています。
母がご立腹なのは嫁のYのこと。
Yは以前から嫁ぎ先(実家)の親の世話をしません。
両親もYに遠慮し数年前まではAが中心で両親の病院など手伝っていました。
母がご立腹の原因は、今回の件で一度も見舞いに来ないYのこと。しかも電話すらもないと嘆いていました。
母は自分は長男の嫁として舅・姑の世話をしたのに・・と。
Yにご立腹はAも同様です。
Yは優しい人
私にとってはYは支えになってくれた人です。
なぜなら、2年前両親のことブチギレたAはあてにならないし(Aは両親を着拒した)
Oは仕事で忙しい。
うちの子供が小さいころはよくOの家で世話になったこともあり、とても話のしやすいY。
Aのブチギレの件で途方にくれたとき八方ふさがりとなり不安でいっぱいでした。
そんなときラインで相談に乗ってくれたのはY。
「きみんちょちゃんが1人で介護をするのは絶対に無理だから、その時は相談してください」などなど詳細には書けませんが支えてくれました。
なのでYがやらないというよりOが自分がやるからと言っているのだろうと考えているのですが・・。
馬鹿正直に答えたこと
母には一度「Oがやらせないようにしているんじゃない?」と言ったことがあります。
あとからシマッタ!と後悔しました。
自分の世話をさせないようにしているって本人からすれば嫌な気持ちになったかもしれませんよね。
それからは母の愚痴には「そうね。何か事情があるのかな?」と答えるようにしています。
将来を考えている
これは推測ですが、Oが今の段階(身体介助なし・痴呆症なし)ではきょうだいで賄えることでわざわざ参加させていないと考えています。
Oは前から自宅に両親を住まわせるつもりで話をしていますが両親は気を使うからか拒否し続けています。
もし、もっと介護が必要になり同居することになったら今度はYが中心になることが考えられます。
同居する前に施設に入るかもしれませんが・・。
でも、見舞いに来ないというのは・・母が寂しい気持ちもわかります。
Aも間違いなくご立腹でしょう。
最後に
私の友達たちは「姑・舅のことはあっちのお姉さん・妹がやっているから」という人が多いです。
実家が遠方だった私の姑も老親の介護は経験ありません。介護をやる・やらないは人それぞれ環境によって変わってくるので正解はないと思います。
今思ったのですが、実家が遠方の人はきょうだいや親せきとかからチクチク言われたりするのかもな・・。
休暇をとって新幹線・飛行機で行く人もいるのでしょう。
疲れたな―って思うとき、「他にも頑張る人はいる」って考えるとパワーがでます。
「自分だけじゃない」って。
最後までお読みいただきありがとうございました。