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映画:お終活 再春!人生ラプソディー感想 「戦わずして勝つ」千賀子流スルー力に学ぶ

きみんちょ





お終活シリーズ第2弾!お終活 再春!人生ラプソディーをアマプラで見ました。

パート1の感想はこちら



第2弾は2024年に公開されたので昨年の映画なんですね。


あらすじ

結婚50年の金婚式を迎えた大原千賀子と真一。ひとり娘の亜矢はキッチンカー運営から高級介護施設の栄養士に転職し、恋人の菅野涼太との結婚も目前に控えている。


順風満帆な大原家だったが、ある日、真一に認知症の疑惑が持ち上がる。

その一方で、千賀子は若い頃に習っていたシャンソンの恩師の娘・丸山英恵との出会いをきっかけに、再びレッスンに通い始める。


音楽ライブプロデューサーでもある英恵からコンサート出演を勧められて張り切る千賀子だったが、コンサート目前に開催が危うくなるところに?!



千賀子さんのスルー力

前回同様、夫・真一(橋爪功)は、一言多く素直に褒めることをしない。

時々見下したような物言いをするが、パート1同様華麗にスルーする千賀子(高畑淳子)


娘・亜矢(剛力彩芽)からも「その言い方やめなよ!」と、妻の居ない場所で注意されても、すねて聞かない。


そうゆう夫を手のひらで操る姿は、まさに千賀子流「戦わずして勝つ」姿にも見え清々しい。

そのおおらかさは見習いたいところです。


中年以降の再春

今回の映画でもパート1同様、終活について分かりやすく解説するシーンが入っています。


千賀子は少しづつ片づけをしていると昔のアルバムが出てくる。

若い頃、シャンソンを習っていたもので、ふと講師に会いたくなり尋ねに行く。しかし講師は既に亡くなっていた。


講師宅は変わらずその家には講師そっくりの娘・英恵(凰稀かなめがいて、なんと音楽プロデューサーだった。

母の昔の生徒ということで、英恵が千賀子にシャンソンを教えてくれることに千賀子は大喜び!


また、夫の真一の夢は野球監督になることだった。娘の婚約者の父親のつてで1日監督を経験しイキイキする。


「愛の賛歌」からの・・

シャンソンで有名な愛の賛歌を英恵プロデュースのコンサートで歌うことになった千賀子は、自ら歌詞を作る。

ここで「おそらくラストシーンは千賀子の愛の賛歌だ~泣けるかも~」と内心ワクワク。


しかし、愛の賛歌ともっと感動する何か!がまたこの映画のラストでありました。

パート1のラストシーンも良かったけど、パート2のラストシーンも良かった(´;ω;`)ウゥゥ


他のサブスクはわかりませんが、Amazonプライムで見られるので興味のある方は是非ご覧になってください。


なんとなく、夫に再度、感謝したくなるような映画でした。


最後に

なんと!先ほどYahoo!ニュースでお終活シリーズ第3弾が来年上映することになったそうです。


パート1は熟春、パート2は再春 次回作は幸春だそうですよ。どんな幸せの形を表現するかな。


熟年夫婦目線で共感度が高いのはパート1ですね。やはり(笑)

パート1は定年直後の夫がずっと家にいる妻も不平・不満爆発っぷりに納得するし、また夫側の意見もわかるのも面白かったです。


パート2では千賀子はほとんど怒らない。千賀子さんが夫に慣れてしまって余裕かましているという表現だったのか?

パート3の予告では夫が「俺は手のひらで遊ばれていたということか?!」って言うシーンがありましたから、どんどん妻の方が上手になっていくストーリーなのでしょう。


ホント、熟年夫婦~老夫婦の妻のあり方が学べる映画でした。私にとってバイブル的映画の1つです。


実際、この映画のように70歳過ぎて夢を叶えるということはなかなかないことでしょう。

それでも、再春を謳歌する姿に、見る側もなぜか夢が叶っているような感覚になれるので、見終わったあと、気持ちは晴れやかになりました。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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