親の老いと向き合う日々:将来の自分の姿を教えてくれる先生でもある両親
父は大腸がん手術をしてから経過観察として数か月に1度、大きな病院に通っています。
仕事をしている・そりが合わないという理由で、大病院のような平日しか診察しない病院は私が父の介助をしています。
最近父はがんの方の再発はなかったものの、尿路結石がたまっていました。
そこで除去するため内視鏡手術で取り除くことになり、入院手続きと処置の予約を取ることに。
今日はこんな感じで半日かかりだと予測していたのですが・・
ろれつのおかしい母
朝、父を迎えに行くといつも元気な母がとても具合が悪そうでした。
話し方もろれつが回っていない感じで「口の中が乾く」「胸が苦しい」とヨロヨロしています。
「今日は父の内視鏡手術の話だし、すぐには帰宅できないし、1人にはできないし・・どうしよう・・」
姉に電話
10歳ほど年上の姉にダメ元で電話しました。実家と同じ市内に在住しています。
事情を話すと急にもかかわらず「すぐにはいけないけど用事が済み次第速攻でいくよ!」と言ってくれ助かりました。
安心して父を病院へ連れていくことができたのです・。
もし母が1人暮らしだったら・・
あんな状態の母をみるのは初めてでした。姉が来るまでベットで休むよう言い残し出かけました。
父と病院の待合室で待ちながら「これが1人暮らしだったら・・あのまま倒れて亡くなることもあるのかも」そう思うと、老人の1人暮らしはとても危険なことがわかります。
父のことに集中しよう
内視鏡手術を受けることで主治医から説明を受けました。
幸い、そんなに難しい処置ではないらしくこちらの都合で入院日を決めることができました。
清算を終え自宅に帰る途中に父が「俺、鍵もっていないが・・お母さんが病院行っていたら取りにいかなくては・・」と・・(;´・ω・)
姉にすぐ電話しまだ実家にいたので待っていてもらえましたが、母も病院へ行きたいというのでもうすぐ出ようと思っていたと!
はあ・・間一髪でした。
化粧をしている母がいた!
実家についたら母が化粧をして出かける準備をしていました・・・(笑)
なんだか元気な感じになっています。
なんでも、姉が来てから調子よくなったようです。
母の病院と私たちの帰宅が入れ違いになりましたが、久しぶりに会った姉は元気そうでした。
出かける前母に「姉ちゃん来てくれるって!」って言ったら急に表情が明るくなったので、メンタル的なことかな?とは感じ取れましたが・・
姉から労いの言葉
帰るとき姉からラインで「病院つくなり知り合いとおしゃべり始めた(笑)」って嬉しい連絡が・・。
そして「今日はお疲れさま」と労いの言葉まで。
姉も病院連れて行ってからどんどん調子が上がってきたよって。
母はCTや抗原検査を受けその後帰宅したようです。姉も14時半まで付き添ってくれました。
元気になったついでに病院の喫茶店でご馳走になったそうです。
そこまで回復したとは、さらにほっとしました。
最後に
父の病院付き添いをするようになり3年目。「人が老いる姿」を教えてくれた3年でした。
体力がなくなること、できなくなることが増えること、父の病気の不安・・気の大きな母ですが、さすがにメンタルも弱っていることがわかりました。
それでも、どんなに老いても私を「子供」でいさせてくれる両親。
その存在に感謝したいですね。元気なうちに孝行しておこう。
最後までお読みいただきありがとうございました。