告げ口の理由と対策

特別仲がいい関係でもない職場の人から、

「Aさんが〇〇って言ってたよ。」

「AさんとBさんがあなたを見ながら笑っていましたよ」

などと言われると嫌な気持ちになりますよね。

なぜあなたと関係が悪いわけでないAさんBさんが言っていた悪口をわざわざ教えてくるのでしょうか？

ここでは、告げ口をテーマに心理・対処法を紹介します。

告げ口する人の心理

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2025,4/16リライト

告げ口をする人はなぜ、あなたが知らなくてもいい情報をわざわざ教えるのでしょうか。
その理由として

• あなたが不利にならないよう手回ししている
• 正義感
• 相手の評価を下げたい
• あなたを味方につけたい
• あなたの反応がみたい

という、悪気がない人もいれば悪意のある人もいます。

あなたが不利にならないように心配している
例えばあなたがお喋り好きで、ついつい私語が増えてきたとします。
その行為を、上司やお局さんが迷惑がっていた・直々に注意しようかなど言っていた。このままでは今後あなたが不利な状態になることを見通し、そっと教えます。

正義感
告げ口をする人の中には、裏表の顔が許せない！と思う人がいます。
あなたの前ではニコニコしているのに、陰では悪口言ったりバカにしている様子が見えたとき怒りがフツフツ沸いてくるようです。
本当は裏ではそのような行為が行われているのを知らずにいるあなたが騙されないよう用心してほしい。

自分の正義感から「伝えないと！」と思い告げ口をします。

他人の評価を下げたい・味方につけたい
「Aさんがこんなこと言ってたよ」のAさんの評価を下げたいからです。
告げ口をする人はAさんのことが嫌いなので、あなたが仲良くしてほしくないことや一緒に嫌って欲しいという理由が挙げられます。
自分側の人間になってほしいという欲のある人でしょう。

あなたの反応が見たい
告げ口したあと、あなたのリアクションが見たくていう人もいます。
言葉をそのまま真に受けてしまう相手の「え？！」という反応が心のどこかをくすぐるのでしょう。ま、性格が悪いんでしょうね（笑）
シュンとしょげたり、怒ったりするのを見て楽しんでいるのです。（嫌なやつーー）

相手の口を使って自分の言いたいことを伝えたい

例えばあなたが「指示待ちでなかなか動かないなぁ」と思われていたとします。
直接注意すると角が立つなと思っていたら、B上司が同じことに不満を持っていました。

そんなとき、「Bさんが指示しなきゃ動かないって言ってました」と、B上司を使って自分の言いたいことを伝えている人もいます。

告げ口を抑える効果的な対策方法

告げ口をする人には「あなたのため」と「自分のため」の両極端に別れることがわかりました。

もしあなたが幾度も告げ口をされて嫌な思いをしている場合は以下のことを実行しましょう。

• 信用せず距離を取る
• 話は参考程度に聞いておく
• 「そうなんですね～」とスルーする

信用せずに距離を取る
告げ口をする人って人間関係をかき乱す要注意人物と捉えても大げさではありません。
よそよそしい態度を取ることではなく、心の距離を取るようにします。
愛想のよいサラッとした人を演じてみましょう。

こちらの記事の対処法も参考にして下さい。

話は参考程度に聴く
告げ口する人に振り回されてしまう人は、真面目で素直な面を持つので言葉を正面から受けてしまうところがあります。
俗にいう「真に受けやすいタイプ」なのでしょう。
そもそも、そんな話し事実かどうかわかりません！心のフィルターを貼り、相手の話は参考程度に聴くようにしましょう。

「そうなんですね～」でスルーする・反応しない
告げ口をする人には、意地悪さんもいてあなたの反応を楽しむ人もいます。
また、自分の話を信用させ「一緒に嫌って欲しい」「味方になって欲しい」という願望も持っていることも。

それ、正直言ってまともな人じゃないです。

なので、嫌な感じの告げ口は適当に返事をして反応しないようにしましょう。

場合によっては「アハハハ、そうなんですか～」なんて笑い飛ばしちゃってもいいですよ。「私は影響を受けない」と心で唱え自分を強く持ちましょう。反応しないことが大切です！

やはり悪意のある人に多い

告げ口する人は多かれ少なかれ悪意を持っている人に多いのかもしれません。

なぜなら、相手に悪意がある（黒い気持ちがある）からあなたが傷ついてしまうのです。

人は話し方が9割というように、自分の言葉に注意することを改めて考えさせられました。
もし相手のことを思って伝えなくてはならないときは言葉を選ぶことが大事ですね。

最後に

告げ口する人、私も経験あります。
そこで気が付いたことは、いい意味で告げ口をする人から聴くとまず、「やばかった！」と焦ります。
そして最悪の状態を回避できたことに感謝の気持ちがわいてきました。

そして嫌な告げ口は、まず傷つきます。
だんだん嫌な気持ちになりますし「余計なことしないでよ」と思いますね。

この時思ったのは、本当に相手のために思って言ってくれる人には愛がある、だから受ける相手は素直に受け取るのではないかと。

嫌な思いをさせる告げ口に悪気はなかったとしても、その言葉の裏には自分が有利になるという利己的な性格の持ち主ではなのかと私は考えます。

なかなか遭遇しないタイプかもしれませんが、職場といった上下関係のある現場に遭遇しやすいかも。

上下関係（垂直な関係）が生まれやすい職場での人間関係について記事を書いています。

マウントを取りたがる人に悩んでいる方は参考にしてください

悩んでいる人は「影響されないよう」心を強く持ってお仕事頑張って下さいね！